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インプラント矯正

インプラント矯正とは

インプラント矯正とは、チタン製のスクリューを歯の周囲の骨に設置し、これを固定源に歯を動かす方法です。
従来の方法では考えられないような、歯のコントロールと期間の飛躍的な減少が可能になった新しい方法です。



インプラント矯正の背景

一般的に、歯科でインプラントといえば歯を失った部分に対しチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯をつくる事を意味します。
このインプラントを用い歯の移動が出来ないものかと動物実験が行われた事に端を発し、現在では矯正歯科用のインプラントが開発され、さまざまなタイプのものが製作されています。
矯正用のインプラントは、歯の移動の為だけに用いられる目的で作られているので、歯の移動方向や移動量等に合わせ様々な部位に植立できる様になっています

 

インプラント矯正
インプラント矯正

▲デュアル・トップオートスクリューⅡ JB

矯正治療用のインプラントを一時的に顎の骨に埋め込み、それを固定源として歯を動かす方法です。
表側または裏側の矯正装置と併用して治療を行います。
患者さまへの負担の軽減や治療の仕上がり・精度が向上し、治療期間の短縮が期待できます。

 

矯正用インプラントについて
矯正用インプラントについて

▲従来、前歯と奥歯で引っ張り合う際、歯を抜いたスペースの約70%程しか前歯を入れるできない。


矯正用インプラントについて

▲インプラントを固定源に前歯を引っ張ることができるため、歯を抜いたスペースを最大限利用することができ前歯をより入れることができる。

インプラント矯正に使用されるインプラントは矯正用につくられたインプラントで直径1.4~2.0mm:長さ6~10mm程度の非常に小さいものです。
従来の歯科治療に使用されるものとは形も大きさも用途も異なります。
素材は生体親和性の良いチタン性です


インプラント矯正の特徴

  • 治療期間を短縮することができる。
  • いろんな補助的な装置(ヘッドギアや顎間ゴムなど)を使用しなくても良くなるので患者さまの負担を少なくすることができる。
  • インプラントの埋入時または除去時の痛みはほとんどありません。
  • 歯を抜かずに矯正治療を行える可能性が高くなる。
  • 外科手術の併用が必要な患者さまでも外科手術なしで矯正治療を行なうことができることもある。
 

 
インプラント矯正の治療法について

歯を動かす場合に奥歯を固定させて動かす場合があります。
例えば上顎前突(出っ歯)の場合、前歯を後ろに動かして治療していきます。その時に奥歯がどうしても前に来る力が働いてしまいます。
このような状態では前歯が下がる量が少なくなり、最終的に口元に影響してきます。それを防ぐために従来は様々な補助的な装置(ヘッドギアや顎間ゴムなど)を使用します。


これらの装置はしっかり使用いただければ非常に有用ですが、着脱には患者さまの協力が必要であり負担も非常に大きいです。
これらに代わって矯正用インプラントを使用することにより補助的な装置を使用しなくて済むので患者さまにとって負担が軽減され治療も確実に行なうことができます
矯正用インプラントは矯正治療が終了次第撤去致します。今まで矯正装置だけでは不可能だった方向への歯の移動や治せなかった治療もインプラント矯正で可能になりました。


インプラント矯正の手順
  1. インプラント埋入箇所の消毒
  2. 麻酔処置(表面麻酔・浸潤麻酔)
  3. インプラント埋入
    インプラント手術には10分~15分の時間がかかります。
  4. インプラントの使用
    インプラントを固定源に歯の移動を行います。
  5. インプラントの撤去
    治療中もしくは治療終了直前に撤去します。埋入時と同様麻酔処置を施しますので痛みはほとんどありません。

◎注意事項
インプラント部分を常に清潔にすることが必要です。軽く歯ブラシを当てて磨いてください。
インプラント植立後2~3日抗生剤を服用していただく場合があります。
患者さまの体質によりインプラントが、適合せず抜けてしまう場合があります。

メリットとデメリット

インプラント矯正のメリット

  • 治療期間が短くなる事が多いです。
  • 矯正歯科の治療上、症状によっては取り外しの装置等を使って頂く事もありますが、こういった患者様のご協力が最小限ですみます。
  • 抜かない治療の幅が広がります。
  • 外科手術が適応の場合でも手術なしでの治療が可能な事があります。

インプラント矯正のデメリット

  • インプラントを埋入する必要があります。
    →埋め込む場所やインプラントの種類は症状や目的により異なりますが埋入部位は重要組織(太い血管や神経等)が無い部分に埋め込みますのでそういった意味での危険性は非常に低いです。
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